
製造現場で実際の作業を見てみると、物を取る、置く、積重ねる、探すといった作業者の動きを良くみかけます。
これらの動作の大部分が、付加価値を生まないムダな動きといえます。仕事とは、工程を進め物の形を変えていく(付加価値を高める)ことでありますから、このような物の形を変えるのに直接関係のない動作のことをムダとして、実際の作業からとりのぞくことが必要となります。つまり改善をすることです。改善をすることによって、いろいろなムダをとりのぞいて真に価値ある働きを各作業者に集め、しかも全体として同期化が達成できるような標準作業をつくることです。
標準作業は良い品質のものを、安全にしかも安価に造るための仕事のやり方を決めたものですから、まず作業を「人の仕事」と「機械の仕事」に分けて考えることから始まり、人の仕事が常に1人前の仕事になるように考えていきます。
したがって、標準作業が現場改善の原点であり標準のないところに改善は存在しないといえます。また、改善や生産量の増減によって、常に改訂させていくもので固定的なものではありません。